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Monday 31 May 2010

ティッチーノ地方の食卓(ポレンタ)2010.5.28

今日は、ティッチーノ地方の代表的な食事を作った。
お昼はミネストローネ ティチネーゼ(ティッチーノ地方のスープ)

こちらは、既に野菜がきられてパックになっている物が売っている。(写真奥)
人参、セロリ、キャベツ、白菜のような葉っぱの野菜、そして、インゲン豆。
それにタマネギ、ジャガイモを加えて煮込むだけ。家庭によって、入る野菜が違うらしい。鶏肉などが入ったりしてもよいけど、今日はおなかに優しくお野菜だけ。

 夜は、ポレンタ。
こちらは北イタリアでもよく食べられる。 粗挽きのトウモロコシの粉を、お水と少しのバターと塩を加えて、ことこと煮込むだけ。こちらも簡単(ちょっと時間がかかるけど)で、おなかに優しいベジタリアン料理なのだが、ちょっと重い。
こちらの粉は、ポレンタティチネーゼ。ここ、ルガーノがあるティッチーノ地方で穫れたトウモロコシの粉である。

こちらを、200グラムに1.5リットルのお水、お塩、バターを加えて、弱火でことこと煮込む。とにかく煮込む。ほぼお鍋の前につきっきり、じゃないと焦げてしまうのだ。

煮込む煮込む・・・煮込むこと40分、水が十分ポレンタに吸収されたら、できあがり。
家庭によって、そして食べ方によって、ポレンタの固さを変えるらしい。
今日はノーマルなままで、ポレンタのみ。これにゴルゴンゾーラチーズを混ぜて食べた。
かなり、ど〜〜〜〜〜ん!!!な感じでしょ?

次の日は、このポレンタをちょっとアレンジ。冷めると固まるので、それを切ってフライパンでこんがりと焼き込む。これに、トマト・ツナ・タマネギ・ケイパーを加えたソースを乗せて。味の区別がはっきりして、ポレンタのカリカリ感も美味しく、完食いたしました。w


お昼の ミネストローネ ティチネーゼも、夜のポレンタも、戦後(またはそれ以前)の食べ物が貧しいとき、お肉や卵などが高級品だったとき、少しの材料でお腹いっぱいになるこれらの食事がメインだったそうだ。だから、彼らにとってはポレンタ=質素な食事になるらしいけど、二回目のポレンタのようにアレンジをするとかなり別物になるね!と驚いていた。

次回からはもっと美味しそうに撮影しようっと。

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Friday 28 May 2010

ルガーノをちょっとお散歩 2010.5.27

午前中はずっと雨だった。朝起きてみると、山の上にはどんより雲がかかり、その雲がどんどんと舞い降りてきて、気づいたら雨がしとしと降り始めた。太陽がある日は痛いくらい暑いのに、雲がかかると一気に涼しく(あるいは寒く)なる。今朝も朝起きたら寒くて、昨日は半袖と短パンで家で過ごせたのに、今日は長袖長ズボン。天気予報が言っていたように、一日雨らしい。今日はおとなしくしていよう。。。。

と思ったのもお昼ぐらいまで。
気づいたら外が明るい。雨もあがり、太陽も顔をのぞき始め、雲が切れだした。「散歩に行かないの?」の一言で、でかけることに。街の中心からちょっと離れているけど、頑張れば歩いて湖のほうまで行けるそうだ。そりゃ、行くしかないよね。

外に出たら既に暑く、川べりでは散歩している人たちや友達と団らんしている人が。とかげちゃんも顔をのぞかせていた。「Bravo」と書かれたこの看板は、わんちゃんのウン●を持ち帰るためのバッグ。きちんとこういうのがあるのに、道ばたのあちこちにりっぱなウン●が・・・

行き交う人々と軽く挨拶をしながら、歩くこと30分以上。やっと湖近くにたどり着いた。家の近くの方の、散歩している人だけとは違い、湖の方は街の中心部にもあたるので、学校や会社がたくさんある。行き交う人の種類も変わり、学生やビジネスマンや。

音楽学校

ルガーノ湖畔にある 市立公園(Parco Ciani)に到着。ここでは、みなが思い思いの時間を過ごしていた。子供と水で戯れる人、ベンチに座って団らんする人、マラソンする人、二人の時間に浸っている若者・・・など。サツキやポピーやタンポポや、色とりどりの花が咲き、日陰に入ると心地よい風も吹いてくる。

日曜日には友達とだんなさんとおこちゃまがルガーノを訪ねてきてくれるので、クルーズを楽しもうを思う。多分週末だから混むんだろうな〜。歩くこと2時間半。そういえば一回も休憩がなかった。のども乾いてきたので、街の中心に入って、ちょっと飲む物を食べる物を買って、帰途につく。これからまた同じ時間かけて帰らなくちゃ・・・六時過ぎ。学生たちも、学校が終わり、友達と帰る途中。部活かぁ・・・懐かしいね。
噂のグリーンティ。「こちらでは緑茶に砂糖が入ってるのがあたりまえなんだよ!」 と前々から聞いていたkら、見つけたとき飲んでみなくちゃ、と思ってた。さてお味は…
なんてことはない、普通の紅茶がちょっと苦みを足した感じに仕上がっている。日本の緑茶とは別物!あれと一緒にしないでほしいな〜なんてね。「Appenzeller Barli-biber」と書かれたビスコットはパッケージに惹かれたので買ってみた。スイスの伝統的なお菓子らしい。香辛料が含まれた(シナモンとか)生地にしろあんみたいなものが入っている。うん、緑茶にあう?(w)

家に着く頃は陽も傾き始め、草花に昼間とは違う光を落としていた。今日も一日おつかれさま!

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Wednesday 26 May 2010

山の上でピクニック(at Gerra)2010.5.24

今日はスイスは「聖霊降臨祭月曜日」と呼ばれる祝日。何をするのかはよくわからないけど、とにかく三連休だったので、スイスの人たちが日帰りやちょっとした遠出の旅にでかけた。私たちはというと、わざわざ人ごみのなかに行くのも疲れるので、ということで、彼のご両親が持っている山の上の家に、ピクニックをしに行くことに。Bellinzonaから車で約30分。マジョーレ湖畔のロカルノを、湖を挟んで南側にあるGambarogno (ガンバローニョ地方…余談;最初にこの地の名前を聞いたとき、ガイドを見なくても行きたい!と思った。だって頑張ろうよ!って言っているみたいw)地方にある、Gerra(ジェッラ)へと向かった。
湖にそって車を走らせ、途中からくねくねと山沿いにのぼり始める。のぼること10分。森の中に急に開けた土地が現れ、目的地へ到着。昔(30年くらい前)はここまで車でのぼる道路が舗装されてなかったらしく、途中から荷物をすべてもって歩いてのぼったとか。その価値もあるのがわかるくらい、静かで心地の良い場所だった。
ベースを石で作られた家々が固まること約10軒ほど。それぞれ庭があり白や黄色の花々が咲き、どこからもマッジョーレ湖が見渡せる。


まずは家の掃除から始めて、少し落ち着いてから早速昼食。パン・サラミ・チーズ・トマトなど、簡単に調理できるものを食べるから、彼のマンマが「ピクニック」と言うそうだ。
ひととおり食べ終わって、最後にはお決まりのカフェ。パパが「グラッパを入れるカフェが最高だよ!」というので試してみた。グラッパとは、イタリアで作られる、ブドウの搾りかすを発行させて作られる蒸留酒で、かなり強い。食前酒として有名だが、私はちょっと苦手。でも、コーヒーに入れたら、美味しかったよ!
このグラッパはティッチーノ地方のもの
一休みしたら、こんどはおとなりさんのお庭へ。この家を建てた40年ぐらい前からの、山の上での「お隣さん」。小さい頃は一緒に遊び回ったりして、思い出話に花が咲く。おこちゃま(二歳)たちも集まって、サッカーボールで駆け回ったり、鼻を擦り合わせて挨拶し続けたり(これが楽しいの!猫や犬のようにすりすりすり・・・・を続けるの)、夕方日が傾き始める頃まで、楽しい時間を過ごした。気づいたら夜も19時。なのに、まだ、明るい。
おなかもいっぱいになり、帰途に着いた。また、来ようね。次は、ブドウの葉っぱも生い茂り、いい感じで日陰ができているはず。そんな話をしながら・・。あっという間に、日に焼けました:-D

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Monday 24 May 2010

メルカート(土曜マーケット)2010.5.22

今日は朝早く起きてルガーノから車で30分のところにあるベリンツォーナ(Bellinzona)という街の朝市に。毎週土曜日にあるこの朝市では、野菜やパンやチーズなどの食べる物から、衣類・本、そしてアンティークなものまでなんでもある。
今までクリスマスの時期に訪れることが多かったから、だいたいクリスマスのプレゼント色に染まっていたけど、今回は通常の朝市だった。でも、相変わらずたくさんの人人人・・・。
朝市は通常朝8時からお昼の1時ぐらいまで。食べ物は新鮮な物が揃うから、みんなこぞって買いにくる。私はというと、久しぶりの朝市だったので、まずはぶらぶらと見学。
 スイスには26のカントン(自治州)があり、それぞれがそれぞれの憲法や議会、政府がある。ここベリンツォーナは、ティッチーノ州の州都でもあり、またここにある旧市街と三つのお城は世界遺産に登録されている。テントの屋根の色(赤と青)はこのティッチーノ州の色。旗にも、ナンバープレートにも、この色が使われている。

メルカートをぐるぐる歩いているとちょうど中心のあたりに広場があって、そこでおじさんがアコーディオンを演奏していた。周りには子供たちも寄ってきて、いい感じ。別の場所ではお昼近くにコンサートが始まり、そのとなりのバールではビールを飲みながら聴き入る人がたくさん。目の前には、おこちゃまをつれたお母さん。おこちゃまは、音楽というより私に興味津々(w)

 アンティークのお店には、昔つかわれていたであろう部屋の鍵や、アイロン、ブリキのおもちゃ、カメラなど気になる物がたくさん。ついつい買ってしまいそうになった。あぶないあぶない。
 歩き疲れた頃、ようやく12時。彼が学校から戻ってくる時間なので、合流し、ティッチーノ地方で作られた蜂蜜を買い、彼のご両親とランチのために合流。パパは毎週土曜日のこのメルカートがお気に入りで、行きつけのバールで友達と一緒にビールを飲んでいた。マンマはというと、私たちを捜していたらしい。でもちゃんと合流できてよかったよかった。

さっそく、ティッチーノ地方の料理が食べられるというレストランへ。ここのシェフおすすめのローストビーフが美味しいそうだ。冬の間はやってない屋外でのランチ。到着したときにはすでに満席で、みなが楽しそうに料理をほおばっている。こちらの街では(イタリアでもそうだったけど)、あまり大きくないから、メルカートに行ってもちょっと有名な美味しいレストランに入っても、はたまた街なかを散歩していても知り合いに会う。パパも彼も、席に着く前に何人かと挨拶を。東京で暮らしていると、こんなことはまずないよね。とにかく美味しかったしお腹いっぱい!

この日の夜は、彼の隣町ロカルノに住んでいる友達の家にディナーに誘われていて、ランチのあとに一休みをしてからまた出かけた。 ロカルノは夏に行われる国際映画祭で有名な、スイスとイタリアにまたがるマッジョーレ湖畔にある街だ。この日は年に一度のお祭りの日で、一晩中レストランが開いているらしい。街の中心にあるグランデ広場を始めどこもかしこも人人人。そしてあちこちでコンサート。家の中にいると、どの曲を聴いているのかわからなくなるくらい騒々しかった(w)

ロカルノは、数年前から何度も訪れていたけど、まさかまた今年くることになるとは思わなかった。しかも、ディナーで紹介された彼の友達が、私の知り合いの友達ということもわかって、びっくり。やっぱり、世の中は狭いらしい。
この日は昼も夜もたらふく食べて、就寝!太らないように気をつけないとなぁ!

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スイスに到着(モスクワ経由)2010.5.20

とうとう、出発しました。
アエロフロートを使っての初モスクワ経由。いろいろ書き込みを読んでちょっと不安でもあったけど、一番安かったし、いちどは体験してみないと、ということで(笑)

成田12:00発。チェックインカウンターに行って荷物を預けたら、ぎりぎり(汗)23kg、焦りました〜!で、チケットがミラノま でのがここでは発券できないとのこと。モスクワに着いたら交換してくださいね、と。

アエロフロートは、エアバスだったので、結構こじんまりとしていたけど、ヘッドレストは弾力があり(私には座高が合わなくてちょっとつらかったけ ど)、各席にあるモニタ以外にパソコン用のUSBジャックやインターネットケーブルが。こりゃすごい。映画のチャンネルも申し分ないし、座った時点でなか なか満足。
なかなかハイテクな座席。結構きれいでしょ?
ご飯はというと、ちょっと面白い味付けの物があったけど、まあ機内食ってだいたいこんなもんでしょ、と思う。アルコールが有料だけど、そんなに飲 まないし、その分チケットが安いんだと思うと納得。だって、ビールで2€ぐらいだから問題ないよね、飲んだとしても。

一回目のご飯。サラダの上にお寿司って...
10時間半のフライトの後、モスクワのシェレメティボ空港へ。ネットの書き込みで、なんか辛気くさいとか薄暗いとかあったからどんなもんかと思っ ていたら、ちょうど新しくしている最中で、私が到着したターミナルDは改装中というか建設中というか。看板の案内がままならず、職員が立って札を持って 案内してくれたので、逆によかった。隣に座っていたロシアの人が、こちらの重そうな荷物をみかねて持ってくれて、しかも迷いそうな広い空港(ターミナルが 四つもあって、それをバスで行き来するので絶対迷う!)も案内しながら目的地に連れて行ってくれた。名前もお互い名乗らずに「いつかまた日本でね!」と いって別れたけど、よい出会いだったな〜

空港でみた不思議なCM。携帯のノキアらしいけど...
飛行機の遅延が一時間くらいあって、インフォメーションがないもんだから一時間搭乗口で待たされたけど、まぁ、仕方のないこと。
そんなこんなでミラノのマルペンサ空港へ到着。そして、スイス入りです。
トータル24時間以上ろくな睡眠も取らなかったので、今夜はぐっすり眠れそう。

では、報告は後ほど…